現役の引越し営業マン
某引越会社の社員:ナカムラ
2006年より、某大手引越会社の営業を担当している現役の営業マン。営業成績10年連続全国1位。これまでの豊富な経験を元に、安くかしこく引越しするための裏事情をシェア(会社にはナイショ)。
引越し情報専門サイト「引越しママのみかた」を管理&運営している、某引越会社の社員のナカムラと申します。
引越し日が決まったら、電気の手続きが必要になります。
電気の変更手続きをしないと、引越し先で電気が使えません。
さらに、余分な電気料金の請求が来てしまう可能性もあります!
引越し初日にまっくら!?それはぜったいに避けなきゃ!!
電気の手続きは簡単なので、忘れないうちに行いましょう!
ここでは、引越しの際の電気の手続きについて、具体的に何をすればいいのか、わかりやすく解説します!
引越しの電気の手続きを忘れないために!流れを分かりやすく解説!
引越し日が決まったら、電気の手続きを行います。
大きく分けると、やることの流れは以下になります。
- 現在の電気会社に利用の停止を連絡
- 新居を管理する電気会社に利用の開始を連絡
- 引越し当日、旧居でブレーカーをオフ
- 引越し当日、新居でブレーカーをオン
- 引越し後、旧居の電気使用量の請求書が新居に届く
ざっくりいうと、電気会社に「利用停止」と「利用開始」を連絡するということですね!
電気は、ガスと違って基本的に立ち合いが不要です。
それでは、詳しく見ていきましょう!
1:現在の電気会社に解約を連絡
引越し電気の解約の連絡はいつまでにする?
電気の利用を停止する手続き
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連絡先 | 現在利用している電力会社 |
連絡方法 | 電話・インターネット |
期限 | 引越しの1週間前~3日前までに |
必要なもの |
|
引越しが決まったら、まずは現在利用している電気会社に電気の利用停止の連絡をしましょう。
連絡方法は、電話やインターネットで行います。
手続きはだいたい、引越しの1ヶ月前から受け付けています。
連絡は遅くても、引越しの3日前までに行いましょう。
引越し電気の手続き電話・インターネット連絡のしかた
連絡の内容については、新電力会社に切り替えたことがあるか、ないかで変わります。
電力会社を切り替えたことがない場合
いま契約されている電力会社に連絡をして、利用停止の手続きをします。
自由化で新電力に切り替えている場合
- いま契約している電力会社に連絡をして、解約条件(契約解除料など)の有無を確認する。
- 解約条件に問題がなければ、利用停止の手続きをする。
電気の停止の手続きをしないと、電気料金を請求される可能性があります。引越し日が決まった時点で、忘れずに行いましょう。
電気料金の精算についても確認しよう!
最後の検針日から引越しする日までの電気料金は、日割りで計算されます。
支払い方法は、以下になります。
- 係員に集金依頼をする
- 新居へ請求書・振込用紙送付
- クレジットカード
- 口座振替を利用する
ちなみに、新電力を契約していて解約する場合は、解約金が発生する可能性がありますので、電力会社でしっかり確認しましょう。
新電力は、契約から1年未満だと解約金が発生するケースがあるから要注意ね!
2:新居を管理する電気会社に利用の開始を連絡
引越し電気の契約の連絡はいつまでにする?
電気の利用を開始する手続き
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連絡先 | 新居で利用する電力会社 |
連絡方法 | 電話・インターネット |
期限 | 引越しの1週間前~3日前までに |
必要なもの |
|
新居で契約する電力会社を選んで、利用開始の手続きをします。
手続きは引越しの1週間前~3日前までに行いましょう。
この契約をしないと、引越し当日に「電気がつかない!」なんて残念なことになるので、確実に行いましょう!
電力自由化で使える会社がたくさんになった!
電力自由化が、2016年4月からはじまりました。
電力自由化の前は、利用できる電力会社はひとつだったのですが、電力自由化によって好きな電力会社と契約できるようになりました。
新電力会社と契約するには、電話やインターネットのサイトから申し込むだけです。
新電力を利用するには、従来の電気メーターから新しいスマートメーターへ交換する必要があります。
メーターの交換にお金はかかりませんが、契約内容によっては解約するときに解約金を支払う場合があります。
新しい電力会社を利用する場合には、条件をよく調べてから申し込みをしてくださいね。
引越し先が集合住宅などの場合、個別に新電力と契約できないことがあるので、事前によく確認しておいてくださいね。
契約アンペアを変更するには?
電気を使用できる容量は、設置されている「ブレーカー容量」で決まっています。
もしアンペア数が小さくて、複数の電気製品を一度に使用してその容量を超えると、ブレーカーが落ちてしまいます。
電力会社に依頼すれば、より容量の大きなアンペアブレーカーに変更してもらうことができます。
インターネットでは申し込みを受け付けていない場合があるので、電話で確認してくださいね。
賃貸住宅の場合は、必ず大家さんに変更の確認をしてから、電力会社に工事を依頼してください。
アンペアを大きなものにすると、それだけ電気の基本料金が上がるから、必要以上に大きなものにしないよう注意だね!
3:引越し当日、旧居でブレーカーをオフ
引越し当日、旧居で搬出が終了したら、最後にブレーカースイッチを「オフ」にします。
そのあと、電力会社の作業員が、その日までの電気の使用量を確認してくれます。
引越しまでの料金は、前回の検針日から引越し日までを日割り計算したものになります。
基本的には、立会い不要です。
ただし、オートロックマンションの場合などには必要になる場合があります。
手続きの際に確認しておきましょう。
寒い地方では、凍結防止のための給湯器や配管を、電気で動かしている場合があります。
電源を落としてしまうと、配管内の水が凍結して、配管が破裂する可能性があるので、事前に確認してくださいね。
4:引越し当日、新居でブレーカーをオン
引越し先で電気を使う場合は、ブレーカーのスイッチを「オン」にします。
以下の順番で「オン」にすると、電気が使用できるのが一般的です。
- 「アンペアブレーカー」をONにする
- 「漏電遮断器」をONにする
- 「配線用遮断器」をONにする
電気の利用開始時に立ち合いは必要?
ガスと違って、電気の場合は基本的に立会いの必要はありません。
ただ、オートロックなど場合によっては立会いが必要になるケースもあるので、事前に確認をしておきましょう。
5:引越し後、旧居の電気使用量の請求書が新居に届く
引越後は、新居に請求書が届きます。電気料金の支払いを口座振替にしている場合は、現金ではなく口座振替で引き落としされます。
これで、引越しの電気の手続きは終了です!
電気の手続きは、かんたんだね!
あとは、手持ちの電化製品のアンペア数に注意してくださいね。
引越し電気の手続きの注意点
電化製品の周波数に注意
静岡県の富士川と新潟県の糸魚川を結ぶ線を境に、電気の周波数が違います。東側では50ヘルツ、西側では60ヘルツです。
この理由なんですが、電気を作る発電機が明治時代に輸入された際に関東にはドイツから50ヘルツ、関西にはアメリカから60ヘルツの発電機が輸入されたことから、このように分かれているのだそうです。
そうだったのね!
引越し先によって周波数の違いにより、そのまま使えない電気器具もあります。
手持ちの電化製品の表示が「50/60Hz」とあれば、どちらの地域でも使えます。
「50Hz」か「60Hz」と単独表示の場合は、その周波数の地域でしか使えません。
これを無視すると故障や火災の原因になるので注意してくださいね。
そのまま使える器具
電気炊飯器・トースター・コンロ・こたつ・電気毛布・アイロン・白熱電球・テレビ・ラジオなど
そのまま使えるが能力が変わる器具
掃除機・ジューサー・ミキサーなど
※扇風機・冷蔵庫・換気扇などは回転数や消費電力が2割ぐらい変わります。
そのままでは使えない器具
洗濯機・衣類乾燥機
※モータープーリーまたは羽根の交換、タイマーまたはタイマーの目盛板の交換が必要です。
テープレコーダ-・ステレオ
※50Hzあるいは60Hzと表示しているものは部品の交換が必要です。
蛍光灯・水銀灯
※安定器の交換が必要。ただし、インバ-タ-式の蛍光灯はそのまま使えます。
電気時計
※周波数切替スイッチ付のもの以外は使用できません。
電子レンジ
※高圧トランス、高圧コンデンサ、タイマーの交換が必要ですが、新しい製品の中にはどちらにも使えるものもあります。
まとめ
引越しの電気の手続きについてご紹介してきました。まとめると、以下のようになります。
- 電気の手続きの連絡は、遅くとも引越し3日前までに!
- 解約金が発生する可能性があるので、しっかり確認しよう!
- 新しい電力会社を利用する場合には、条件をよく調べてから!
- アンペアを変更する必要があるか、事前に確認!
- 引越し当日の立ち合いは、基本は不要
- 手持ちの電化製品の周波数に注意しよう!
電気の手続きを忘れると、余分な料金を支払うことにもなりかねません。余裕を持った日程で、忘れずに行ってくださいね!
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