引越しの洗濯機の設置・取り外し・前日の水抜きなど注意点まとめ

※この記事は某引越業者の営業主任 Dさん(本名非公開)が監修しています。

「洗濯機の水抜きってなに?」
「引越しでの洗濯機の取り外し・設置って、どうやるの?」
「引越し業者に頼んだときの、洗濯機の設置の費用はいくら?」


こんにちは!
引越し情報専門サイト「引越しママのみかた」を管理&運営している、よしみです。
 

引越しで洗濯機を運ぶにあたって、水抜きのやり方や、引越し先での設置の手順を確認しておきたいと思っていませんか?

引っ越しママ

洗濯機の引越し準備って、何をすればいいの?

引っ越しプロ

ぶっちゃけ、引越し前は何もしなくて大丈夫ですよ!

そこで今回は、引越しでの洗濯機の設置・取り外しの流れや注意点をまとめてみました。
ぜひ、最後まで目を通してくださいね!

引越し時の洗濯機でやること

まずは洗濯機の引越し準備について紹介します。
洗濯機の引越しでやることは、大きく分けると以下の3つです。

  1. 洗濯機の水抜き
  2. 付属品の取り外し
  3. 引越し先で洗濯機の設置

それでは、順番に説明していきますね。

1:引越し前日の洗濯機の水抜き

洗濯機の水抜きとは?

洗濯機を運ぶ前には、水抜きが必要といわれています(後述しますが、実は引越しスタッフが当日にやってくれます)。

洗濯機の浴槽の中が空っぽでも、洗濯機の給水ホースと排水ホースの中には、前回の洗濯のときに使った水がまだ残っていることがあります。

この状態で洗濯機を運ぼうとすると、他の荷物が水浸しになってしまう危険があります。
そのため、引越し前には洗濯機の水抜きが必要というわけです。

洗濯機の水抜きは、一般的な全自動洗濯機とドラム式洗濯機とで違います。

一般的な全自動洗濯機・タテ型洗濯乾燥機の水抜き手順

一般的な全自動洗濯機・タテ型洗濯機の水抜き手順は、大まかにいうと

1:給水ホースの水抜き
2:排水ホースの水抜き

という手順で行います。
事前に準備しておくとよいものは、以下の2つです。

準備するもの

  • 不要なタオル(水抜きの際、本体や床などが水で濡れた場合や付着した汚れなどをふきます)
  • 水受け(給水ホースや排水ホースから流れ出る水を受けます)

1:給水ホースの水抜きの手順

給水ホースの水抜きの手順は、以下の通りです。

1:給水ホースの水抜き手順

1:水道の蛇口をしめる

2:フタをして電源を入れて、スタートボタンを押す

3:スタートして10秒たったら、本体の電源を切る

4:蛇口から給水ホースをはずす(図参照)

5:蛇口についている「ニップル(アタッチメント)」をドライバーで外す
(引越し先で使う可能性があるので、なくさないように保管する)

2:排水ホースの水抜き手順

排水ホースの水抜き手順は、以下の通りです。

2:排水ホースの水抜き

1:フタをして電源を入れる

2:「脱水」ボタンをおしてスタートする

3:脱水が終わったらフタをあけて、浴槽内の水分をタオルでふく

4:排水口から排水ホースを抜いて、ホース内の残り水を抜く

5:排水ホースを洗濯機側面のホースかけにかけておく

参照:シャープ

ドラム式洗濯機の水抜き手順

ドラム式洗濯の引越し準備については、以下の記事をごらんください。

(準備中)

2:水抜きをした後の洗濯機の付属品の取り外し

洗濯機の水抜きが終わったら、コードやホースなど付属品を整理します。

電源コード・アース線


電源コードとアース線をまとめておきます。
ビニール袋にいれて、洗濯機の背面に養生(ようじょう)テープで固定しておきます。

排水ホース

洗濯機側面の排水ホースかけにかけて、養生テープで本体に固定しておきます。

給水ホース

「ニップル(アタッチメント)」と給水ホースをビニール袋などに入れて、なくさないように保管しておきます。

掃除について

洗濯機を動かしたあとは、汚れがたまっていることが多いです。
時間があまりなくても、手早く掃除するのがエチケット。

そこで、ウエットティッシュや使い捨てのぞうきんなどでサッと拭いておくといいですね。
荷物を搬出したあとに行う、大家さんの立ち合いで、好印象になる可能性もありますよ(#^^#)

3:引越し後の洗濯機の設置の手順

続いて、洗濯機の設置方法についてみていきます。
動画がわかりやすいので、あわせて見てみてください。

0:洗濯機の設置を行う際の注意点

  • 浴室など湿気の多い場所や雨風にさらされる場所に設置しない
  • 冬季に凍結する場所に設置しない
  • 防水パンのない場所に設置しない(室内の場合)
  • 床が丈夫で平らな場所に設置する

1:洗濯機の設置場所の確認

洗濯機を置く場所が室内の場合、「防水パン」という専用の場所があるので、その上に洗濯機をおきます。

振動や音を防ぐために、洗濯機と壁の間には、十分なスキマがあくように設置します。
目安として、洗濯機の排水ホース側が9センチ以上、反対側が2センチ以上、後ろ側が5センチ以上あいているのが目安です。

2:洗濯機の水平の確認・調整

洗濯機が水平に設置できているか、水平器(洗濯機についている場合)を使って確認します。
気泡が円の中に入っていれば大丈夫です。


もし水平でない場合は、洗濯機の脚に調節するネジがあるので、高さを調整します。
調節ができたら、ガタつきがないか確認します。

3:電源・アース線のとりつけ

洗濯機には、電源のほかにアース線がついています。
アース線とは、緑色などのカバーがついている細い線のことです。

アース線は、万が一の故障や漏電のときに電気を流して感電を防ぐ役割があります。
安全のため、アース線は確実にとりつけてください。

手順

1:電源のコンセントは抜いた状態で行う

2:アース線をつなぐネジを、ドライバーでゆるめる

3:アース線の先端の銅線を、プレートの中に入れる

4:ドライバーでしっかりネジをしめる

4:排水ホースの取り付け

排水ホースの接続方法は、排水口の位置や接続方法によって異なります。
排水口の種類には、「差し込みタイプ」「エルボタイプ」があります。

手順

1:排水ホースを抜けないように、しっかりとさしこむ

2:ホースバンドなどで固定する

5:給水ホースの取り付け

給水ホースの取り付けは、以下の通りです。

手順

1:洗濯機本体に、給水ホースを取り付ける

2:ホースに黒いパッキンがあることを確認して、洗濯機の給水口にまっすぐ取り付ける

引っ越しプロ

パッキンがついてなかったり、ねじ込みが緩かったりすると、水漏れの原因になります。

6:水道の蛇口に「ニップル」をとりつける

洗濯機の給水ホースは、「ニップル」を使うことで取り付けることができます。

手順

1:蛇口の先にニップルを差し込めるようになるまで、ドライバーでネジをゆるめる

2:ニップルに蛇口の口を差し込むことを確認できたら、上に軽く押し付けながらネジを均等に締める

3:ネジで固定したあと、本体をさらに固定することで、より確実に取り付けられる

引っ越しプロ

ネジの締めすぎは蛇口の変形になるので、注意してください。

7:給水ホースを差し込む


とりつけたニップルに給水ホースを取り付けます。
「可動スリープ(スライダー)」を引き下げて、抜け止めの「ロックレバー」を押しながらニップルに取り付けます。
ロックレバーがニップルの角に引っかかっていれば、取り付けは完了です。

8:試運転

最後に電源をコンセントに差し込んで、試運転を行います。
水漏れなど異常がなければ、洗濯機の設置は完了です。

洗濯機の引越しについてプロにインタビュー

ここまで、洗濯機の水抜きや設置方法についてみてきました。

ここであらためて、洗濯機の引越しについて、引越しプロにインタビューしてみました!

洗濯機の水抜きは、ぶっちゃけ必要ない

引っ越しママ

洗濯機の水抜きって、私たちで行った方がいいんですか?

ぶっちゃけ、洗濯機の水抜きは、やらなくてもいいですよ。
給水ホースと排水ホースは、基本的に引越し業者の方で外しますので。

もちろん、事前にやっておいてくれればありがたいですけど、引越し当日には、こちらが外すタイミングで水を抜くので、そのままでも大丈夫ですよ。

洗濯機の設置は、引越し業者では行わない

引っ越しママ

洗濯機の設置は、引越し業者ではしてくれないんですか?

はい、洗濯機の取り外しは引越し業者のスタッフが引越し当日に行いますが、設置は引越し業者のスタッフは行いません。

洗濯機の設置は自力で行うか、見積もりの際に依頼していただければ委託の電気工事業者が行います。

洗濯機の設置の費用の相場は、3,000から5,000円です。

引越しスタッフが洗濯機の設置をしない理由

引っ越しママ

引越しのスタッフさんが洗濯機の設置をしてくれないのは、何かワケがあるんですか?

正直、以前はどこの引越し業者でも、スタッフが洗濯機の設置を行っていたんです。
でも、事故が起こって、やらないようになったんですよ。

実際にあった例をいうと、洗濯機の排水ホースが外れて、水漏れしたんです。
そのとき、家の住人は海外旅行に行っていたので、家の中が水浸し!
数百万円の損害がでて、その損害を引越し業者が負った、という経験があります。
それ以来、洗濯機の設置は、引越しスタッフでは行わなくなったというわけです(笑)

このように、万が一、水漏れの事故があったさいに、その賠償を負うリスクがあるため、大手引越し業者は電気工事業者に洗濯機の設置を委託するのがスタンダードになりました。

ということで、洗濯機の引越しの流れをまとめると、以下のようになります。

洗濯機の引越しの流れ

1:洗濯機の取り外しは、引越し業者のスタッフがおこなう

2:洗濯機を運ぶのも、引越し業者のスタッフがおこなう

3:引越し先では、給水・排水ホースの接続は、引越し業者のスタッフは行わない

4:なので、洗濯機の設置は自力、または引越し業者の委託を受けた専門の工事業者が行う。
これは引越しの費用とは別料金で、タテ型洗濯機の費用相場は3,000円から5,000円ていど。

ドラム式洗濯機について

ドラム式洗濯機についても、設置は引越し業者もしくは専門の業者に委託した方がいいです。

さきほど説明したとおり、引越し業者のスタッフは洗濯機の運送はしてくれますが、ドラム式洗濯機の排水ホースの取り付けは行わないからです。

ドラム式洗濯機の重量は80キロ前後あるものが多く、排水ホースを取り付ける際に、洗濯機の移動が自力では厳しいです。

なお、取り付け費用の相場は5,000円から10,000円です。

洗濯機を設置するときは、ぼったくりに注意!

引っ越しママ

洗濯機の設置を電気工事業者に依頼するとき、ぼったくりがあるって本当ですか?

はい、参考までに、わたしの友人が引越しをしたとき、工事費用をボラれた実話を紹介します。
この時は、ドラム式洗濯機の設置でした。

わたしの友人の主人と奥さんの家族引越しで、主人が不在のときに奥さんがドラム式洗濯機の設置の立ち合いをしました。

ドラム式洗濯機の取り付けは、お客様が引越し業者に支払う価格は5,000円です。
それで、正直なところ、業者に行くお金は2,000円なんですね。

洗濯機をわざわざ家庭まで出向いて、取り付けに行って2,000円だけなんです。
タテ型全自動洗濯機なら1,500円です。

それで、取り付けに行った業者が、ぼったくりをしたんです。
具体的には、
「洗濯機のかさあげが必要です、かんやかんや必要です、合計で3万いくらかかります」
と請求して、奥さんは言われるがままにお金を払ったんです。

あとで主人がそれを聞いて「おかしい」と思って、わたしに相談してきました。

話を聞いてみると、完全にぼったくりなので「業者に聞いてみたら」とアドバイスしました。

そこで主人は「裁判をしますよ?」と内容証明郵便を送ったところ、費用が全額返ってきました
業者も「めんどくさい」と思ったんでしょうね。

引っ越しママ

うわ~!
そういったことが、実際にあるんですね~!?

知らなければ、泣き寝入りする方が多いでしょうから、気を付けて欲しいですね。

まとめると、引越し業者は工事を下請けの個人業者に委託をしているケースが多く、工事業者はそのままでは利益が出ません。

そのため、本来は必要ではない部品の交換を迫ったり、不要な部材などをつけて、たくさんの工事費用を請求しようとする業者も中にはいる、ということです。
注意してくださいね。

引越し当日の洗濯機の取り外し体験談

ここでは、実際に引越し業者のスタッフが洗濯機を取り外してくれた体験談を紹介します。

引越し業者のスタッフは慣れているので、引越しプロが言われていたように洗濯機の前日の準備は、なんにもしてなくて大丈夫でした(^^♪

実際に、引越し当日まで何も準備していなかったタテ型洗濯機があったんですが、スタッフさんがすべてやってくれました!

給水ホース・排水ホース・電源・アースなどをパパッと取り外してくれて、付属品をまとめて浴槽内に入れて、スムーズにトラックまで運んでくれました。

所要時間は、10分くらいだったと思います。
ちなみに、この時の引越し業者はサカイ引越センターでした。

引っ越しママ

「さすがの手際の良さだな~、水抜きとかしなくても大丈夫なんだな」と感心しました(笑)

引越し業者の洗濯機の設置料金の相場

引越し業者の洗濯機の取り付け・取り外し費用の相場は以下の通りです。

ここまで見てきたように、洗濯機の取り外しと設置はそんなに難しくないので、この費用を支払う必要があるなら、自力でやった方が安く引越せますね。

全自動洗濯機 ドラム式洗濯機
取り外し 1,500円~3,000円 5,000円~
取り付け 3,000円~5,000円 9,000円~

ヤマトホームコンビニエンスの場合

全自動洗濯機 ドラム式洗濯機 洗濯・乾燥機(一体型)
取り外し 1,500円 5,000円 3,000円
取り付け 3,000円~ 9,000円~ 6,000円~

※すべて税別

出典:ヤマトホームコンビニエンス

洗濯機を取り外し・設置する場合の7つの注意点

引越しで洗濯機を運送するときの注意点を、7つ紹介します。

引越し先の搬入経路の確認をしておく

大きな洗濯機の場合、引越し先の階段や脱衣所の通り道を通らない、なんてトラブルが起こることがあります。

クレーンを使って搬入することができる場合もありますが、その費用だけで2万円~3万円がかかります。

そんなことにならないように、洗濯機のサイズと新居のサイズに問題がないか、引越し前に確認しておきましょう。

引越し先の防水パンの大きさの確認しておく


洗濯機を置く場所は、室内と室外の2通りがあります。
室内に洗濯機を置く場合は、「防水パン」と呼ばれる洗濯機を置くための専用スペースが用意されています。

ドラム式洗濯機ではパンに入らないケースもあるので、洗濯機のサイズと防水パンのサイズがあっているか、引越し前に確認をしておくと安心です。

引越し先の排水口の位置の確認

引越し先の、パンの内部にある排水口の位置を確認しておきましょう。
もし排水口が洗濯機の真下にある場合は、洗濯機の本体の位置を上げる必要があります。

その場合「洗濯機 補強板」「洗濯機 設置台」などの部品で対応できることが多いので、Amazonなどで探してみてください。

排水ホースはつぶさないように


洗濯機を設置するときは、排水ホースを無理にまげたり、つぶれたりしないように余裕をもって設置してください。


真下に排水溝がある場合、直接排水口にホースを入れるとホースがつぶれて詰まってしまう危険があります。

このような場合には、先ほど説明したような設置台を使うか、L型の真下排水パイプを使用します(Amazonなどで手に入ります)。

排水エルボがあるか確認する

排水エルボとは、排水口と排水ホースをつなぐための器具のことです。
賃貸住宅のばあい、排水エルボはついてないければならないものなのですが、以前の入居者が引越しのときに誤って持っていってなくなっている可能性もあります。

もしエルボがない場合は、大家さんや管理会社に相談するか、すぐに必要な場合はホームセンターで購入することもできます。

引越し先の洗濯機の設置が屋外になる場合は専用カバーが必須

防水パンが室内にない場合は、屋外のベランダに洗濯機をおくことになります。

そのさいは、直射日光(紫外線)により、プラスチックが傷んで破損の原因になることがあります。

もし屋外にしか洗濯機を置けない場合は、洗濯機のカバーをつけるようにしてください。

洗濯機を運ぶときは横にしない

洗濯機は、基本的に横にして運搬するのはNGです。
理由は、横に倒すと洗濯槽がゆれてキズがついたり、洗濯槽を吊っている棒が外れたりして不具合が起こる可能性があるからです。

やむを得ず横にする場合でも、できるだけ真横にしないで、洗濯機の下面が低くなるように運びます。

出典:東芝:洗濯機を横倒し状態で運搬しても大丈夫ですか

メーカー別の洗濯機の情報ページ

まとめ

引越し時の洗濯機の取り外しと設置のやり方についてみてきました。

難しそうに思えた洗濯機の排水ホースや給水ホースの取り外しや取り付けは、じつはそれほど複雑な手順ではなく、時間もかからずに行えます。

引越し前日の準備も、特に何もしなくて大丈夫なので、安心して引越し業者に見積もりを依頼しましょう!

 


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この記事に登場する専門家

ほんとに全国一位だ!

営業成績10年連続全国1位
引越しプロ:Dさん(本名非公開)
2006年より、とある大手引越し会社の営業を担当。営業成績10年連続全国1位を達成。現在、営業管理職。これまでの豊富な経験を元に、引越しのぶっちゃけ節約術を、こっそりとシェア。好きな食べ物は、広島風お好み焼き。現在、二児のパパ。