引越し前の石油ストーブ・ファンヒーターを空焚きする方法

※この記事は某引越業者の営業主任 Dさん(本名非公開)が監修しています。

「引越しのとき、石油ストーブの灯油はどう処理したらいいの?」


こんにちは!
引越し情報専門サイト「引越しママのみかた」を管理&運営している、よしみです。
 

冬場の引越しのときに、気になるのが石油ストーブやファンヒーターです。
「灯油が入ったままでは、引越し業者は運んでくれない」っていいますよね。
では、余った灯油やポリタンクは、どうすればいいんでしょうか?

引っ越しママ

こっそりポリタンクとか、運んでくれないかな~?

引っ越しプロ

残念ながら、ダメなんですよ。

この記事では、引越し時の石油ストーブの灯油抜きやポリタンクに残った灯油の処理方法についてまとめてみました。
ぜひ、最後まで目を通してくださいね!

引越し業者は石油ストーブを運ばないの?

灯油は危険物なので引越し業者は運ばない

引越し業者では、危険物となる灯油を運搬できません
石油ストーブ自体は運んでもらえますが、中に灯油が入っているとアウトです。

引越しプロが見せてくれた約款が掲載されている資料

なぜなら、灯油は危険物に当たるからで、このことは「約款(やっかん)」という、国土交通省が定めた規定の中にも書かれています。

約款の中には、このように書いてあります。

第3章 運送の引受け
●第4条(引受拒絶)

2.荷物が次に掲げるものであるときは、当該荷物に限り引越運送の引き受けを拒絶することがあります。

(二)火薬類その他の危険品、不潔な物品等他の荷物に損害を及ぼす恐れのあるもの

出典:標準引越運送約款

このように、石油ストーブ本体は運んでもらえますが、灯油は運んでもらえません。

出典:https://youtu.be/ILJ-3YCHck0

つまり、灯油が入ったポリタンクは運んでもらえませんし、灯油タンクの中を空にするだけでなく、石油ストーブ本体の中に残っている灯油も空にするため「空焚き」しておく必要があるんです。

引越し前日の石油ストーブの準備方法

出典:https://youtu.be/ILJ-3YCHck0

石油ストーブやファンヒーターは、灯油が入ったままでは引越し業者に運んでもらえないので、中身を完全に抜くために「空焚き」をする必要があります。

「芯式ストーブ」の空焚き手順

空焚きの手順は、以下の通りです。

「芯式ストーブ」の空焚き

1:タンクにある灯油の量を確認する

2:ストーブを点火する

3:赤くなっていた芯が暗くなるまで待つ

4:芯が暗くなってきたら、芯を一番高くあげる

5:灯油が無くなって、自然と燃焼が止まるのを待つ

6:芯が暗いままになったら、空焚きの完了

出典:https://kansyalife358.com/suto-bu-karadaki-1019

「空焚きが完了した」という合図やサインはないので、自然に燃焼が止まるまで行ってください。
空焚きの時間は機種により時間はまちまちで、数十分~数時間ほどかかる見込みです。

空焚きの注意点やコツ

灯油タンクに残っている灯油はポリタンクに戻す

タンクに灯油がたくさん入っている場合は、空焚きに時間がかかります。
そんな場合は、あらかじめタンクの中の灯油を、ポリタンクに移しておきます。

灯油をポリタンクへ戻すには、市販の灯油ポンプを使うか、ペットボトルを切ったもので代用できますよ。

空焚き中は換気をしっかり

ストーブの空焚きするときは、煙が出たり臭いがしたりすることがあるので、しっかり換気しながら行うか、屋外で行ってください。
特に空焚きの最後は「タールなどの臭いが、とても激しい」とのことです。

ストーブの梱包は業者が行う

ストーブの梱包は、引越し当日に引越し業者が行ってくれるので、とくにあなたが行う必要はありません。

ストーブを自力で運ぶ場合

出典:https://kansyalife358.com/suto-bu-karadaki-1019

自力でストーブを運ぶ場合は、空焚きしたストーブをビニールのごみ袋でしっかり包んで運びます。

わたしも自分で運んだことがあるんですが、しっかりと封をしてなかったので、車の中で灯油が臭って気分が悪くなりました(笑)
でも笑いごとではないので、ほんとに気を付けてくださいね!

引っ越しママ

あれは中毒寸前だったわ!

マメ知識

灯油の引火点は40度~60度で、灯油にマッチの火を近づけても引火しないそうです。
ですので、運転中に灯油が漏れても爆発ということにはならないみたいです。

ポリタンクに残った灯油の処理方法

ストーブに使う灯油は、ポリタンクで保管していると思います。

引越しのタイミングに合わせて灯油を使い切ることができればいいんですが、それができずに余ってしまった場合には、以下の方法で処理します。

ガソリンスタンドで引き取ってもらう

余った灯油は、ガソリンスタンドで引き取ってもらえます。
わたしの家の近くにある大きめのガソリンスタンドで聞いてみたところ、無料で引き取ってもらえるとのことでした!

燃えるゴミとして出す

灯油の量が少量の場合は、牛乳パックなどの紙パックにキッチンペーパーや新聞紙を詰めて、そこに灯油を流して吸わせます。
吸わせた灯油は、燃えるゴミとして処分します。

使いきれない灯油は処分する

シーズン中に使いきれなかった灯油は、処分しましょう。
もったいないと思いますが、時間が経つと灯油が変質・劣化してしまいます。
古い灯油を空焚きすると、点火不調などで石油ストーブの故障の原因になります。
注意してくださいね。

引越しプロに石油ストーブのホンネを聞いてみた!

さて、ここまではタテマエというか、常識的にも法律的にも「灯油は引越し業者は運びません!」という話をしてきました。

ただ、わたしのような面倒くさがりな人間は「ストーブに灯油を入れたままでも、バレなければいいんじゃないかな……??」と思ってしまいます。

そのあたりを、引越しプロに聞いてみました!

Q:灯油を石油ストーブに入れたままって、ぶっちゃけどうなんでしょうか?
スタッフさんにバレないですか?

まとめ

引越し時のストーブの空焚きの方法について紹介してきました。

灯油は引越し業者では運べないので、引越しが決まったら灯油を買いすぎずに計画的に使っていくと経済的です。

引越し前日にはストーブの空焚きをして、ばっちり準備してくださいね!

 


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この記事に登場する専門家

ほんとに全国一位だ!

営業成績10年連続全国1位
引越しプロ:Dさん(本名非公開)
2006年より、とある大手引越し会社の営業を担当。営業成績10年連続全国1位を達成。現在、営業管理職。これまでの豊富な経験を元に、引越しのぶっちゃけ節約術を、こっそりとシェア。好きな食べ物は、広島風お好み焼き。現在、二児のパパ。