現役の引越し営業マン
某引越会社の社員:ナカムラ
2006年より、某大手引越会社の営業を担当している現役の営業マン。営業成績10年連続全国1位。これまでの豊富な経験を元に、安くかしこく引越しするための裏事情をシェア(会社にはナイショ)。
「引越しするときのAV機器の梱包の注意点が知りたい!」
「家電を引越すときの前準備はどうすればいい?」
引越し情報専門サイト「引越しママのみかた」を管理&運営している、某引越会社の社員のナカムラと申します。
引越しするときに「なんだか、ややこしいな~」って感じてしまうのが、AV機器や電化製品です。
引越し後の配線とかめんどくさいし、家電を運ぶときの梱包や準備の方法なんかも気になりますよね。
炊飯器や電気ポットとかの小型家電は、ダンボールに梱包した方がいいのかな?
小型家電はそうですね。ご自身で梱包してください。しかしダンボールに入らない家電やAV機器は、引越しスタッフで梱包して運びますよ!
この記事では、AV機器や家電を引越すときの準備・梱包・注意点などについて営業成績が10年連続1位の引越しのプロフェッショナルが解説します。
ぜひ、最後まで目を通してくださいね!
家電・AV機器の梱包は、基本はすべて引越し会社がやってくれる
まずは、気になる梱包について、お話ししますね。
引越しを会社に依頼する場合は、基本的にどんなプランであっても、ダンボールに入らない家電・AV機器は、当日に引越しスタッフで梱包をいたします。
たとえば、テレビやオーディオなどのAV機器の梱包もやってくれますし、キッチン周りの電子レンジなどの梱包もやってくれます。
もちろん、照明器具や洗濯機などの取り外しや梱包もやってくれます。
ですので、引越し会社に引越しを依頼したら、家電・AV機器の梱包については、安心してください。
ダンボールに入るサイズの物は自分で荷造りするのが一般的です。
炊飯器や小さめのトースターなどはご自身で箱詰めしましょう。
引越し会社はAV機器の配線を繋がない
先ほど、梱包は引越し会社のスタッフがやってくれるといいましたよね。
だからといって、引越し当日まで何もしなくていいわけではありません。
梱包前には、あなたの方でやることがあるんです。
それは「AV機器の配線類を、分かるようにまとめておくこと」です。
引越し会社は、AV機器などの配線を「外すこと」はやってくれます。
でも、引越し後に配線を「繋ぐこと」は、してくれないんです(照明器具の接続はやってくれます)。
そのため、引越す前には、以下の準備をしておくことをおすすめします。
AV機器の引越し前の準備
- 配線のナンバリング・写真撮影
- 外したケーブルを1つにまとめておく
引越し後に自力で配線を繋ぐことになるので、ケーブルを外す前には、あとでわかるように写真撮影をしてナンバリングしておくと安心です。
そのあと配線を外して、分かるように1つのダンボールにまとめておきましょう。
引越し当日は、てんやわんやなので、まとめておかないと配線がどこにいったのかわからなくなって、あとで探し出すのが大変だからです。
そのため、配線類の梱包は引越し会社に任せるよりも、自分でダンボールにまとめておいた方が安心なんです。
ちなみに、ケーブルをまとめるには、粘着力が弱い養生(ようじょう)テープがおすすめです。
養生テープについては、以下の記事で詳しく紹介しています。
自力でAV機器を梱包する場合はダンボールへ
引越し会社に依頼せずに、自力で引越しを行う方もいると思います。
その場合は、自力でダンボールを用意して、自分で梱包することになります。
おおまかな梱包手順は、以下の通りです。
- ダンボールを用意する
- 梱包資材(プチプチ・新聞紙・ガムテープ)を用意する
- 梱包資材でAV機器を包む
- ダンボールの中にいれて、中で動かないようにする
- ダンボールのフタを閉じる
なお、ダンボールの用意、ダンボールの組み立て方の注意点ついては、以下の記事で詳しく紹介しているので、1度は目を通しておいてくださいね。
AV機器を梱包するときはしっかり固定すること
AV機器をダンボールに梱包するときは、プチプチなどの梱包資材につつんだあと、ダンボールの中で動かないようにぎゅうぎゅうに梱包資材を詰めてからフタをしてください。
中で動いてしまうようでは、運んでいる最中に壊れてしまう危険があるからです。
梱包資材は新聞紙で十分なんですが、しかし最近は新聞紙をとっていない家庭も増えていますよね。
新聞紙がない場合は、梱包資材を自分で準備することになります。
詳しくは、以下の記事で紹介しています。
ダンボールに入りきらない家電の梱包は?
照明器具などの大きな家電は、ダンボールに入りきらないのでフタを閉じることができません。
そのような場合は、ダンボールに入れた後に四隅を折りたたむようにしてガムテープで固定すればOKです。
基本的に大型家具以外は、このようにすべてダンボールに入れて運ぶようにします。
AV機器の梱包と準備
ここからはAV機器の梱包と準備について、個別に紹介していきます。
先ほどもいったように、AV機器の配線は複雑です。
そのため、引越し後でもわかるようにナンバリングして、事前に自分で配線をまとめておいた方が安心ですよ。
テレビ
テレビの梱包は、引越し会社にお任せでOKです。
注意を払って梱包してくれます。
引越し後のテレビの接続・設定は、自力でできると思いますが、不安な場合は引越し会社経由で電気屋さんに依頼することもできます。
ただし、電気屋さんに来てもらう場合は有料となります。
テレビの接続料:4,000円~8000円前後
その他のAV機器
- オーディオ・スピーカー
- ブルーレイ・DVDデッキ
- ホームシアター
基本的に取り外しはあなたが行います。
梱包は引越し会社のスタッフが行ってくれます。
しかし、引越し後の接続は自力で行わないといけないので、あらかじめ自分でわかるようにしておくと安全です。
衛星放送のアンテナ
衛星放送のアンテナの取り外し・設置は引越し会社は行いません。
自分で行うか、電気屋さんに有料で依頼することになります。
パソコン
パソコンの梱包は、引越し会社のスタッフがやってくれるので、モニターもパソコン本体も自分で梱包しなくて大丈夫です。
ただし、接続はしてくれないので、配線類は自分でまとめておきましょう。
また、ノートパソコンは引越し会社に任せることもできますが、自力で運んだ方が安心できると思います。
なお、インターネットの手続きについては、以下の記事で詳しく紹介しています。
大型家電
ここからは大型家電の梱包や準備の注意点について紹介します。
洗濯機
洗濯機の取り外しと梱包は、引越し会社でやってくれます。
引越し前には「洗濯機の水抜きが必要」というのが建前ですが、実際には洗濯槽の中の水を抜いていれば、あとは引越し会社のスタッフがやってくれます。
引越し後の洗濯機の設置は、引越し会社では行ってくれません。
洗濯機の設置は自力でもできますが、引越し会社経由で電気屋さんに有料で依頼することもできます。
洗濯機の取り付けは、ぼったくりも行われているので注意が必要です。
詳しくは、以下の記事を確認してみてくださいね。
冷蔵庫
引越し前には、冷蔵庫の中のものを、全て出しておく必要があります。
冷凍のものについては、クーラーボックスや発泡スチロールを使って保冷しましょう。
引越し後は、冷蔵庫内のガスが安定するまで時間かかるので、設置してから30分から1時間してからコンセントをさすようにしてください。
冷蔵庫の引越し準備については、以下の記事で詳しく紹介しています。
エアコン
エアコンの取り外しと取り付けについては、引越し会社のスタッフは行いません。
引越し会社経由で依頼を受けた電気屋さんが、引越し当日に行います。
なお、電気屋さんのぼったくりがあるので、以下の記事にぜひ目を通してみてください。
ウォシュレット
ウォシュレットは、引越し会社では取り外し・取り付けを行いません。
引越し会社経由で、電気屋さんに取り外し、取り付けを有料で依頼することになります。
- ウォシュレット取り外し:6,000円くらい
- ウォシュレット取り付け:11,000円くらい
石油ストーブ
石油ストーブの注意点は、引越し会社は「灯油は運んでくれない」ということ。
余った灯油は自力で運ぶか、事前に処分する必要があります。
詳しくは、以下の記事で紹介しています。
照明器具
照明器具は、引越し当日までそのままにしていて大丈夫です。
引越し当日、引越し会社のスタッフさんが取り外し・梱包をやってくれます。
他の家電やAV機器とちがって、照明器具は取り付けも引越し会社のスタッフがやってくれます。
もし自力で引越す場合は、引越し先にイスなどの踏み台がないと取り付けできないので注意してください。
詳しくは、以下の記事で紹介しています。
キッチンで使う家電
ここからは、キッチン回りで使う小型の家電について紹介していきます。
電子レンジ・オーブントースター・炊飯器
電子レンジ、オーブントースター、炊飯器といった小さめの家電は、引越し会社が当日梱包して運んでくれるので、そのまま出しっぱなしにしていて大丈夫です。
ミキサー・フードプロセッサー・ジューサー
ミキサー・フードプロセッサー・ジューサーといった製品にガラスがついている家電は、ワレモノなので注意が必要です。
これらの家電は引越し会社に梱包を任せるのではなく、食器類と同じように事前にじっかりと梱包しておきましょう。
ワレモノの梱包の仕方については、以下の記事で詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ガスコンロ
ガスコンロの梱包は、引越し会社のスタッフさんがやってくれるので、そのまま出しっぱなしにしていて大丈夫です。
ただし、引越し前にはガスコンロを取り外して、キレイに掃除しておきましょう。
引越し後のガスコンロの取り付けは、自力で行うことになりますが簡単です。
ガスコンロの取り外し、取り付け方法については、以下の記事で詳しく紹介しています。
食器洗い乾燥機
食器洗い乾燥機は、引越し会社では取り外し・取り付けを行いません。
引越し会社経由で、電気屋さんに取り外し、取り付けを依頼することになります(有料)
食器洗い乾燥機の金具は、事前に発注しておくのがおすすめ
引越しで食器洗い乾燥機がある場合は、「分岐水栓」という専用金具を、引越しに合わせて事前に発注しておくことがおすすめです。
蛇口の種類は200種類くらいあり、今まで使用していた分岐水栓がそのまま使えるケースは、ほとんどありません。
分岐水栓の金具の取り寄せに1週間はかかるので、新居の蛇口の型番を調べておけば、引越しに合わせて発注することが可能です。
なお、分岐水栓の金具は8,000円から20,000円くらいです。
分岐水栓の金具代は、取り外し・取り付け工賃とは別に発生します。
- 食器洗い乾燥機取り外し:2,500円くらい
- 食器洗い乾燥機取り付け:6,000円くらい
不要な家電の処分方法
引越しの際に、不要になる家電も出てくると思います。
小型の家電であれば粗大ごみとして処分できます。
いま住んでいる自治体の取り決めに従ってください。
ただし、自治体で処分できない家電もあります。
具体的には、テレビ・エアコン・冷蔵庫・洗濯機・パソコンです。
これらの家電は、リサイクル法によって定められた方法にしたがって処分する必要があります。
粗大ごみや不用品の処分方法については、以下の記事で詳しくまとめているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
まとめ
引越しでのAV機器・家電の梱包や準備、注意点についてみてきました。
自力で引越す場合は、まずダンボールと梱包資材を準備することからはじめてください。
AV機器・家電を梱包する際は、ダンボールの中で荷物が動かないよう、しっかり固定するのがポイントです。
引越しを会社に依頼する場合は、必要なダンボールをサービスでもらえますし、梱包も当日にスタッフさんが全部やってくれるので、心配はいりません。
ただし、引越し後の配線類の取り付けは自力で行う必要があるので、配線類をあとでつなぐことができるように、写真撮影してナンバリングしておくと安全です。
もし不安な部分がある場合は、見積もりのときに確認してみてください。
不明点には、全て答えてくれますよ。
それから、引越し料金をできるだけ安くするために、あいみつを忘れずに行うようにしてくださいね!
引越しの見積もり料金は、一番高い会社と一番安い会社の差額が、なんと20万円を超えることがあります(家族で県外引越しの場合)
あいみつをするとだいたい20%~50%は価格が下がるので、複数社で見積もりを比較しなければ、何万円も損をしてしまいます。
そのため、引越しが決まったら、複数の引越し会社から見積もりをとる「あいみつ(相見積もり)」を、かならず行いましょう!
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2006年より、某大手引越会社の営業を担当。営業成績10年連続全国1位を達成。現在、営業管理職。これまでの豊富な経験を元に、引越し内部事情を、こっそりとシェア(会社にはナイショ)。好きな食べ物は、サラダチキンと玄米。現在、二児のパパ。
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