現役の引越し営業マン
某引越会社の社員:ナカムラ
2006年より、某大手引越会社の営業を担当している現役の営業マン。営業成績10年連続全国1位。これまでの豊富な経験を元に、安くかしこく引越しするための裏事情をシェア(会社にはナイショ)。
「引越しでの食器類の梱包って、どうやるの?」
「緩衝材や梱包材は、どこで手に入れるの?」
「割れないよう安全なダンボールの荷造りは?」
引越し情報専門サイト「引越しママのみかた」を管理&運営している、某引越会社の社員のナカムラと申します。
引越しが決まったら、お皿・グラス・包丁・その他ワレモノなど、たくさんある食器類を梱包しないといけません。
きちんと梱包しないと引越しの時に割れてしまうので、不安や心配になりますよね。
そこで、今回は引越し時の食器類の梱包方法について営業成績が10年連続1位の引越しのプロフェッショナルが解説します。
ぜひ、最後まで目を通してくださいね!
引越し前の食器類の梱包の準備
食器類の梱包ダンボールは小さいものを使う
食器類を入れるダンボールは、小さいサイズを使ってください。
食器類の梱包に大きなダンボールを使ってしまうと、食器の重量でダンボールの底が抜けたり、重くて運びづらかったりなどのデメリットがあるからです。
引越しの荷造りの原則「重い物は小さな箱に、軽い物は大きな箱に」ですね!
なお、ダンボールは引越し会社に依頼すると、サービスでもらえます。
以下の記事で詳しく紹介しているので、参考にしてくださいね。
食器類に使うダンボールの数の目安
サカイ引越センターの情報では、食器類を詰めるのに必要なダンボールの数の目安は食器棚1台につき9個となっています。
ダンボールを用意するときの参考にしてみてください。
食器類を包む梱包材・緩衝材を用意する
お皿やコップが割れるのを防ぐため、ダンボールに食器類をつめるときには、ひとつひとつの食器を梱包材で包む必要があります。
また、食器類をダンボールに入れたら、空いたスキマに緩衝材を詰めて食器類が動かないように固定します。
この食器類を包む梱包材やダンボールのスキマにいれる緩衝材には、以下の種類があります。
1:引越し会社で販売している包み紙
引越し会社で販売している包み紙は、「250枚で3500円程度」です。訪問見積もりで成約した場合には、無料サービスされることが多いです。
ただし、単身の電話見積もりだと、包み紙はつかないケースが多いです。
2:新聞紙やチラシ
家に新聞紙があれば、立派な梱包材になります。
新聞紙は半分にカットして、たくさん用意しておくと便利です。
3:キッチンペーパーやタオル
家に新聞紙がない場合は、キッチンペーパーが梱包材になります。
また、タオルも食器を包んだりダンボールの下に敷いたりする緩衝材になります。
4:クッションペーパーやプチプチ(気泡緩衝材)などの商品
インターネットで、クッションペーパーやプチプチなどの緩衝材が購入できます。
有料になりますが、検討してみてください。
その他に準備するもの
食器類の梱包にあると便利なものの一覧です。
- マジック
- はさみ
- カッター
- ガムテープ
- ビニール袋(液体の入ったびんや容器を包む)
- ラップ(食器類を包んで新聞紙のインクを防ぐ)
- 輪ゴム
食器類の梱包の仕方
食器類は、正しく梱包することで、運ぶときの破損を防ぐことができます。
梱包するときの注意点と、それぞれの食器類の梱包の仕方を紹介していきます。
原則:必ず1つ1つを梱包すること
食器類を梱包するときの大原則は「必ず1つ1つを梱包すること」です。
「めんどくさい~」と横着して、数枚を重ねてまとめて包んでしまうと、食器同士が触れ合って割れやすいです。
必ず、食器同士が直接触れ合わないように包んでくださいね。
1:コップの梱包
コップ・グラスは口の部分が薄いので、保護のために新聞紙を1/4ほど折ります。
新聞紙を折った位置に、コップの口がくるようにおきます。
コップの口に新聞紙を入れます。
そのまま、コップの側面に合わせてくるくると巻いていきます。
- コップは横方向の力に弱いので、必ず立てた状態でダンボールに入れること
- 新聞紙のインクが気になる場合は、先にラップに包む
2:ワイングラスの梱包
ワイングラスは脚の部分がもろくて割れやすい箇所なので、新聞紙を長細く折りたたみます。
まずワイングラスの脚に巻き付けます。
つぎに、空洞部分に新聞紙を詰めます。
最後にワイングラス全体を新聞紙で包むように梱包します。
3:マグカップ・ジョッキの梱包
マグカップやビールジョッキは持ち手の部分が割れやすいので、ワイングラスと同じ手順で梱包します。
まず細長く折りたたんだ新聞紙で持ち手を包みます。
あとはコップと同じように全体を梱包します。
4:ポット・急須の梱包
ポットや急須は、まず本体とフタの間に緩衝材をはさみこみます。
フタは逆さにしておきます。
つぎに、本体の周りに緩衝材を巻きます。
さいごに全体を用紙で包みこんで完成です。
5:浅いお皿の梱包
新聞紙の真ん中に、浅いお皿を置きます。
新聞紙を折りたたんでいきます。
薄いお皿は割れやすいので、しっかり保護します。
しっかりくるんで完成です。
- 枚数が多くても重ねて梱包するのではなく、1枚ずつ梱包すること
- 浅いお皿は、立てた状態でダンボールに入れること
6:深いお皿・サラダボウル・茶碗などの梱包
深いお皿を、新聞紙の真ん中に置きます。
新聞紙を折りたたんでいきます。
器の中に新聞紙を入れていきます。
しっかり包み込んだら完成です。
- 茶碗は下向きにしてダンボールに入れること
7:ビン類の梱包
ビン類は中身がこぼれる危険があるので、梱包する前にビニール袋などに入れておきます。
あとの梱包方法は、グラスと同じです。
- ビンは、立てた状態でダンボールに入れること
- 液漏れの心配があるので、ビニール袋に入れてから梱包すること
8:フライパン・鍋
フライパンはダンボールにそのまま入れても大丈夫です。
傷つかないように、フライパンの上に緩衝材を敷きます。
その上に鍋を重ねていきます。
9:包丁・刃物の梱包
以下のページをご覧ください。
食器類のダンボールへの詰め方
食器類の梱包が終わったら、次はダンボールへ詰めていくことになります。
そのときの注意点などについて紹介します。
ダンボールの底に緩衝材を敷く
食器類をダンボールに入れる前には、衝撃を和らげるためのクッションとなる緩衝材をダンボールの底に敷いておいてください。
新聞紙をクシャクシャにまるめて詰めると緩衝材になります。
大きな食器・重い食器からダンボールに詰める
ダンボールに食器を詰めるときは、なるべく大きな食器・重い食器から詰めていきます。
高さやサイズがあっている方が、ダンボールに詰めた時のスキマが埋まりやすいからです。
そのあとに、空いたスペースに小さい食器を入れていったり、軽い食器を上の段に入れたりするように詰めます。
スキマが無いように詰める
ダンボールの中で食器が動くと、割れる危険があります。
スキマには丸めた新聞紙などの緩衝材をつめて、食器類が動かないようにしてください。
また、ダンボールの重心が偏らないように、なるべく食器類が均等なバランスになるように詰めてください。
平皿は立てて入れる
平皿は、ダンボールの中に立た状態で入れます。
いつもの感覚だと、ダンボールにそのまま重ねて入れてしまいそうになりますが、平皿は立てかけた方が割れにくいことが実験で明らかになっています。
ボウル・茶碗など深い皿は伏せて入れる
ボウルや小鉢など深い皿の場合は、面積の広い方を下向きの状態にしてダンボールに詰めます。
平皿と違って、横向きにすると割れやすくなるからです。
このように、お皿の形状によってダンボールへの詰め方が違うので、注意してくださいね。
ダンボールにはワレモノの注意書き、または注意シールを
食器をダンボールに入れたら、ダンボールのフタと側面に「ワレモノ」と書くか、注意シールを貼っておきます。
「わざわざワレモノの注意書きをするのは、面倒くさいな~」と思うかもしれませんね。
でも、そうすることで、引越し会社のスタッフがワレモノだと気付いて、運ぶときに気を付けてくれます。
もし、ダンボールにワレモノの注意書きをせずに、引越し作業で食器類が割れたばあい、補償が受けられないこともあります。
食器類が入ったダンボールには、しっかりとワレモノの注意書きをしておきましょう。
なお、「一つ一つマジックで書くのはめんどう」という場合は、100円均やインターネットでワレモノ注意シールを購入できます。
ダンボールを閉めたとき、上面が盛り上がってるのはNG
ダンボールを閉じた時に、フタが盛り上がっていると食器類の入れ過ぎです。
その場合、万が一ダンボールの上に負荷がかかった場合、食器が割れる危険があるので、フタがしっかり閉じるように入れます。
まとめ
引越し時の食器類の梱包方法についてみてきました。
食器類の梱包のポイントは、食器類が触れ合わないよう1つ1つを丁寧に包み込むということです。
また、食器類が入ったダンボールには、引越し会社のスタッフがパッと見てわかるように、ワレモノであることを書いておいてくださいね!
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