現役の引越し営業マン
某引越会社の社員:ナカムラ
2006年より、某大手引越会社の営業を担当している現役の営業マン。営業成績10年連続全国1位。これまでの豊富な経験を元に、安くかしこく引越しするための裏事情をシェア(会社にはナイショ)。
「引越しでインターネットの手続きってどうするの?」
「解約や新規契約をする必要があるの?」
引越し情報専門サイト「引越しママのみかた」を管理&運営している、某引越会社の社員のナカムラと申します。
引越しが決まったら、引越し先の部屋でも今まで通りインターネットを使いたいですよね。
そのためには、プロバイダー(インターネットに接続するためのサービスを提供する事会社)と回線会社の変更手続きが必要になります。
その際には、
引越し先でも、今の回線会社とプロバイダーをそのまま使い続けるのか?
それとも解約して、別の回線会社とプロバイダーに新規契約するのか?
ということを考える必要があります。
回線・プロバイダーを解約する際には、違約金や手数料がかかることが多いですし、引越し先で使えるネット回線が、あらかじめ決まっている場合もあります。
なんかインターネットの引越し手続きって、水道やガスと比べて面倒くさそう~💦
わかりやすくまとめて紹介するので、心配しなくて大丈夫ですよ!
この記事では、引越し時のインターネット回線の変更手続きについて、まとめてみました。
ぜひ、最後まで目を通してくださいね!
インターネットの引越し手続きで必要になる費用
最初に、おおざっぱに費用について。
インターネットの引越し手続きにかかる費用は、数千円から3万円くらいが目安です。
今のインターネット回線を解約する費用と、新しいお部屋でプロバイダーを新規契約に伴う費用がかかります。
後述しますが、更新月でない時期に解約する場合は、契約解除料として10,000円程度かかる場合があります。
新規契約に伴う費用は、契約内容により数千円から数万円かかります。
ただし、キャッシュバックのキャンペーンがあるので、そこを狙うとお得です。
インターネットの引越し手続き先は、プロバイダーと回線会社の2つがある
まずは基礎知識として、インターネットの引越し手続きをする上で、これだけは知っておきましょう。
ものすごく簡潔にしていますが、上の図を見てください。
自宅のパソコンでインターネットに接続するには、「プロバイダー」と「回線」が必要です。
どちらか片方だけでは、インターネットに接続できません。
物理的な「回線」+ネットに接続する「プロバイダー」の2つが必要になります。
回線会社・プロバイダーとは
回線会社とは
インターネット接続は、光回線であれば光ファイバーを使っています。
この回線を扱っている事会社が回線会社です。
例えば、「フレッツ光」の場合は「NTT東日本/西日本」が回線会社になります。
プロバイダーとは
プロバイダーは、インターネットに接続するためのアカウントと認証サーバーを管理している会社です。
日本に数百社以上あり、例えば「OCN光」や「au光」などがあります。
2つの契約が必要
このように、インターネットを利用するにはプロバイダーと回線会社、2つの契約が必要です。
ですから、引越しする場合には、「回線会社」と「プロバイダー」の両方(回線とプロバイダをセットで契約している場合は、連絡先は1つ)で変更手続きが必要になります。
ちなみに、インターネットの接続がスマホのみの場合は、以下の記事を見てくださいね。
引越し時のインターネット回線の手続きは1ヶ月前からはじめよう
まず最初に覚えておきたいのは、引越しの1ヶ月前にはインターネットの手続きを開始しよう!ということ。
たとえばNTTフレッツ光のページを見ると、引越しの手続きは大変込み合うと示されています。
手続きから開通までの期間は、通常の時期で約2週間ていど、引越しがピークとなる3月~4月は大変込み合い、さらに時間がかかります。
早いに越したことはないので、引越し日が決まったら、すぐにでも手続きを開始しましょう。
引越し時のインターネット手続きの流れ
引越しのインターネット手続きの流れは、以下になります。
- 現在のネット環境を確認する
- 引越し先のネット環境を確認する
- 移転・解約・新規契約の手続きをする
- 回線の工事日を決めて、工事する
それでは、順番に見ていきましょう。
1:引越しが決まったら現在のインターネット環境を確認する
まずは、現在のあなたのインターネット環境を確認することからはじめましょう。
前述したように、自宅でインターネットが利用できている状態なら、通常は「回線会社」と「プロバイダー」という、2つの会社と契約しているはずです。
例えば、私の場合だと「回線はフレッツ光」、「プロバイダーはOCN光」という形です。
まずは、あなたが契約している回線会社とプロバイダーを、それぞれ確認しましょう。
確認方法は、契約時にもらったパスワードなどが書いてある書類を保管しているはずですから、そちらを見てみてください。
ネット回線の種類
ここでインターネット回線の種類について、簡単に紹介しておきます。
光回線
光回線は、光ファイバーケーブルを使用してレーザー光で通信する回線です。
通信速度が速く、現在の主流となっています。
ADSL回線
ADSL回線は、固定の電話ケーブルを利用した回線のことです。
現在では光回線のスピードが圧倒的に早いので、ADSL回線は少なくなってきています。
モバイルデータ・wifi通信
モバイルデータ通信(ポケットwifi)は、端末を持ち運んでネットに接続できる回線です。
引越し先の回線工事が行われるまでの期間、一時的に貸し出してくれる場合があります(後述します)。
2:引越し先のインターネット環境を確認する
今のインターネット環境の確認が終わったら、次は利用したい回線とプロバイダーが引越し先で対応しているか確認しましょう。
なぜなら、引越すマンションによっては、すでに利用できるネット回線が決まっていることがあるからです。
もし、引越し先と今の環境で利用できる回線やプロバイダーが違う場合は、いまのサービスを解約して、新しいプロバイダーに契約する必要があります。
また、引越し先の地域によっては、希望の回線がサービスエリア外となっていて、継続・新規での利用ができないこともあります。
このようなことがあるので、事前に回線会社とプロパイダーに引越し先の住所を伝えて、インターネットを利用できるか確認しましょう。
- お客様IDまたは回線IDが分かる開通案内の書類
- 引越し先の住所
- 引越し日
回線会社の問い合わせ先
回線会社の問い合わせ先(一部)
|
||
NTT東日本 | NTT東日本HP 固定電話⇒局番なしの116 携帯電話⇒0120-116-000 (受付:9時~17時) |
北海道・青森・岩手・秋田・宮城・山形・福島・茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・東京・神奈川・山梨・長野・新潟の都道県 |
NTT西日本 | NTT西日本HP 固定電話⇒局番なしの116 携帯電話⇒0800-2000116 (受付:9時~17時) |
上記以外の都道府県 |
KDDI | au by KDDI HP
0077-7068(無料) 年中無休(9:00~20:00) |
– |
プロバイダーの問い合わせ先
プロバイダーの問い合わせ先(一部)
|
||
OCN光 | 0120-950-016 | 【受付時間】10:00~19:00/日曜・祝日・年末年始除く |
SoftBank 光 | 0120-380-006 | 【受付時間】10:00~20:00/ 不定休(基本年中無休) |
So-net 光 | 0120-80-7761 | 【受付時間】9:00~21:00/年中無休(1月1日、2日およびSo-net指定のメンテナンス日を除く) |
ぷらら光 | 009192-150 | 【受付時間】10:00~19:00 5/3~5、年末年始12/29~1/3を除く |
ビッグローブ光 | 0120-67-0962 | 【受付時間】9:00~21:00/年中無休 |
@nifty光 | 0120-50-2210 | 【受付時間】10:00~19:00/年中無休 |
3:インターネットの解約・移転・新規契約をする
引越し先の住所で、今のネット環境を使えるか使えないかの確認ができたら、そのまま移転するか、あるいは解約・新規契約の手続きを行います。
移転・解約・新規契約の、それぞれの注意点を見ていきます。
引越し後も今のインターネット回線を使う(移転)する場合
引越し後も引き続き、今のインターネット環境を使う場合は、回線会社とプロバイダーのそれぞれに移転手続きを行います。
手続き内容は、主に以下になります。
- 移転手続きの申し込み
- レンタル機器の返却
- 引越し先で開通工事
移転手続きの申し込み
引越し先の住所と引越し日が決まったら、変更手続きを行います。
回線会社からレンタルしている機器は返却が必要
引越し後も同じ回線会社を使う場合は、レンタル機器を着払いで返却します。
同じ回線会社であっても、住所が変更するとレンタル機器はそのまま使えないからです。
新しいレンタル機器の返却方法は、
- 引越し前の住所に郵送
- 新住所に郵送
- 工事の際に持ってきてくれる
というパターンがあります。
詳しくは、申し込む時に確認してください。
工事日の確認・開通工事
移転の申し込み後、会社から工事の日程と内容確認の連絡があります。
引越し先で回線の工事を行い、その日からインターネットを利用できるようになります。
工事は、基本的に立ち合いが必要です。
引越しを機にインターネットを解約する場合の注意点
引越しを機に今のインターネット環境を解約する場合は、移転の注意点に加え、以下の点に注意しましょう。
- 違約金の発生に注意
- メールアドレスに注意
違約金について
多くの回線会社とプロバイダーでは、「2年の自動更新型プラン」で契約することが多く、更新月以外の契約期間途中で解約すると違約金が発生します。
例えば「フレッツ光」の違約金は、戸建てなら9,500円、マンションなら1,500円です。
違約金が発生するのは嫌だといっても、更新月をねらって引越しするわけではないので、実際のところ更新月以外に引越しとなるケースがほとんどかと思います。
プロバイダーをあなたの意志で乗り換える場合だけでなく、いま契約しているプロバイダーを新居で利用できない場合でも、残念なことに解約の扱いになります。
ただ、もし引越し日と更新月が近ければ、プロバイダーを解約する日を調整するのは、ありですね。
メールアドレスについて
また、プロバイダーを解約すると、プロバイダーのドメインが入ったメールアドレスが使用できなくなります。
例えば、私の使っているOCNの場合だと「xxx@gaea.ocn.ne.jp」というメールアドレスが使えなくなります。
ですので、大切なメールを受信している場合は、配信先でメールアドレスの変更を行っておきましょう。
ちなみにプロバイダーによっては、今使っているメールアドレスを月300円くらいで、そのまま使用できるプランを用意しています。
引越しに伴いインターネット回線を新規契約する場合
引越し先のネット環境によっては、インターネット回線の新規契約が必要な場合があります。
この場合、利用できるプロバイダーに連絡して、契約手続きを行います。
せっかく新規で契約するなら、キャッシュバック・キャンペーンを行っているプロバイダーを選びましょう。
ちなみに私は、引越しの際にプロバイダーを「OCN光」にして、当時4万円だったキャッシュバックをもらいました(笑)
「キャッシュバック プロバイダ」あたりで検索すると、キャッシュバックをしているプロバイダーのページが出てくるので、そちらを参考にしてくださいね。
4:インターネット回線の工事日を決めるて、工事に立ち会う
回線会社の申し込みが完了すると、工事会社から確認の電話が入るので、工事の日時を決めます。
基本的に、工事には立ち合いが必要になると考えた方がいいです。
回線工事の当日の流れ
私の場合は、部屋の中に光回線をひく工事を行いました。
部屋の外から部屋の中に光ケーブルを差し込んで、配線の処理が完了するまで1時間くらいでした。
契約書にサインをして、工事は終了です。
ちなみに光回線は、電話のコネクターを使うのではなく、写真のように1本の回線を使います。
ネットの接続設定は自分で行う
ネット接続の設定は、自分で行う形です。
プロバイダーから接続に必要な書類が届いているはずなので、それを元に行います。
フレッツ光の場合は設定が簡単だったので、工事が終わってスムーズに接続の設定を行うことができて、すぐにネットに接続できました。
ちなみに、接続の設定をサポートするディスクもついていましたので、安心していいと思います。
引越し当日に回線工事できない場合は、wi-fiルーターを貸し出してくれる場合もある
引越しが終了した当日には、回線工事の予定を組めない場合がほとんどです。
そうなると、新しい部屋に入居した当日はインターネットが使えないし、当然、工事が終わるまでの間、ずっとネットが使えないことになります。
そうなると、困りますよね。
その対策として、回線会社がwi-fiルーターを貸し出してくれる場合があります。
一緒に届くwi-fiのパスワードを入力すれば、ここからネットに接続ができます。
接続のスピードは光回線より遅いですが、インターネットが使えるだけありがたいですよね。
私の場合は、手続きを申し込むと貸出用のwi-fiルーターが引越し前の住所に郵送で届き、自分で新居に持っていく形でした。
このように、回線工事が終了するまでの期間は、貸出用のwi-fiルーターを使える場合があります。
詳しくは、申し込みの段階で確認してくださいね。
まとめ
インターネットの引越しの手続きについて、みてきました。
まとめると、以下になります。
- 引越しの1ヶ月前には、インターネットの手続きを開始しよう!
- 連絡先は「回線会社」と「プロバイダー」それぞれに必要
- 解約する場合は、違約金が発生する可能性があるので注意
- 解約する場合は、メールアドレスが無くなるので注意
- 工事までの期間は、wi-fiルーターを貸し出してくれる場合がある(要確認)
引越しが決まったら、まず現在のネット環境を確認しましょう。
引越し1ヶ月前には、回線会社とプロバイダーのそれぞれに連絡することを忘れずに行ってくださいね。
引越しの見積もり料金は、一番高い会社と一番安い会社の差額が、なんと20万円を超えることがあります(家族で県外引越しの場合)
あいみつをするとだいたい20%~50%は価格が下がるので、複数社で見積もりを比較しなければ、何万円も損をしてしまいます。
そのため、引越しが決まったら、複数の引越し会社から見積もりをとる「あいみつ(相見積もり)」を、かならず行いましょう!
- 最初は、どの会社も「あえて高め」の料金を提示する
- 「見積もりが1社だけ」だと、価格は下がらない
- だから、数社で価格を競わせる
- そのことで引越し料金を何万円も節約できる
ですが、あいみつは時間がかかるのがデメリット。
200社以上もある引越し会社を、自分で探して1つ1つ連絡するのは大変です。
そこでオススメなのが一括見積もりサービスです。
一括見積もりサービスは、入力が45秒でラクなのがポイント。
しかも無料で使えるサービスです!
「引越し侍」
利用者ナンバー1!
「単身・急ぎ」にも対応!
引越し侍は、現住所、引越し先、荷物などの引越し情報の入力が簡単です。
面倒な操作がいっさいなく、最短1分で申し込みが完了します。
なにより、引越しで一番気になる費用の割引率が50%と競合他社と比較して割引率が高いです。
引越しが決まったら、思いのほかお金がたくさん必要になります。
無駄な出費を少しでも節約するために、必ずあいみつを行ってください。
- 見積もりサイトの中で割引率が高い!
- サカイ・アート・ヤマトだけでなく340社以上の引越し会社を徹底比較できる!
- 荷物欄の入力が簡単!(最短1分)
- 最大10万円のキャッシュバック・キャンペーン!
\引越し料金が最大50%オフ!/
↑ ↑ ↑
※アクセスが集中していて読み込みに時間がかかる場合があります。
「SUUMO引越し見積もり」
電話番号の入力が不要!
「SUUMO引越し見積もり」は、他の一括見積もりサービスに比べて「電話番号の入力」がないので、メールで気楽に見積もりを比較できるのがポイント。
「SUUMO引越し見積もり」で見積もりすると引越し料金が最大50%オフになるので、引越し料金を安く抑えることができます!
- 電話なし!メールのみで見積もり!
- 見積もり先を自分で選べる!
- 引越代金が最大50%OFF!
\引越し料金が最大50%オフ!/
↑ ↑ ↑
※アクセスが集中していて読み込みに時間がかかる場合があります。
引越し一括見積もりサービスの利用の流れ
引越し一括見積もりサービスの使い方は簡単です。
24時間いつでも受付可能で、対応も迅速なので、引越しまで時間がないかたでも安心です!
1:必要事項を入力
引越し先の住所、建物タイプ、引越し予定日、人数、名前、メールアドレスなどを入力するだけ。
入力は簡単で、最短で30秒です。
2:比較して検討する
同じ条件でも、引越し会社によって料金のばらつきがあります。
一括見積もりサービスには、大手のサカイ引越センターやアート引越センターだけでなく、地域に密着したサービスも価格も優良な中堅会社まで、厳しい審査基準をクリアした200社以上の信頼できる会社が登録しています。
その中からあなたの条件に対応できて、他社に負けない自信がある数社が見積もりを出してくるので、一番条件のよいところを比較して検討しましょう。
見積もり料金に納得できない会社は、断ったり、スルーしたりして大丈夫ですよ。
安い会社を2~3社ピックアップできたら、そこから値下げ交渉をします。
出された見積もり料金で会社同士を競わせないと、価格を安くできません。
このように相見積もりをすることで、最大で55%も安くなります!
3:引越しする
引越し会社が決まったら、引越しです。
あたらしい生活のスタートです!
営業成績10年連続全国1位
某引越会社の社員:ナカムラ
2006年より、某大手引越会社の営業を担当。営業成績10年連続全国1位を達成。現在、営業管理職。これまでの豊富な経験を元に、引越し内部事情を、こっそりとシェア(会社にはナイショ)。好きな食べ物は、サラダチキンと玄米。現在、二児のパパ。
おすすめの人気記事
あなたは、引越しの一括見積もりサービスを使うと、「鬼電話がじゃんじゃんかかってきてヤバイ!」という口コミが多いのを知っていますか?
こうなってしまう原因は、一括見積もりサービスの正しい使い方を知らないから。
そこで引越しのプロが、電話攻撃を受けずに一括見積もりサービスを利用する3つの方法を解説します!
⇒引越し一括見積もりサービスの正しい使い方!ヤバイ電話攻撃を防ぐ3つの方法をプロが解説
引越し料金を安くする裏ワザを、10年連続で営業成績1位のプロが、特別にいまだけ公開中!
引越し業界のウラ話を暴露します!
引越しで損をしたくないママさんは、かならず読んで!
⇒引越しの裏ワザ!安く引越す方法を10年連続全国1位のプロが公開